気温の変化が起こる時期は、子供は風邪を引きやすくなります。
我が家の子供も例にもれず風邪をもらい、高熱が出てしまいました。
汗びっしょりになって起きてきた時に、とりあえずスポーツドリンクを飲ませていたときに、風邪の時の水分補給ってポカリスェット?アクエリアス?
はたしてどちらが効果的なのかな~?と、ふと疑問に思い調べてみました(笑)
なんとなく都市伝説的に、「病気の時は絶対ポカリ!」てきなイメージだったのですが、なぜそういうイメージになったのか自分でもわかりません。
友達に聞いてみても、「病気の時はポカリ派」が多かった印象です。
ポカリスエットとアクエリアス 発熱時の水分補給にどちらが良い?
我が家では…
\ポカリスエットが良い/
塩分の含有量と糖質の量からポカリスエットの方が良いという結論になりました。
浸透圧や糖質量、成分など調べた結果は下記になりますので参考にしてみてくださいね\(^o^)/
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とりあえず、ポカリスェットとアクエリアスの成分から。
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【ポカリスエット】
●原材料
砂糖、果糖ぶどう糖液糖、果汁、食塩、酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg、酸化防止剤(ビタミンC)●電解質濃度
陽イオン(mEq/l) Na+:21 / K+:5 / Ca2+:1 / Mg2+:0.5
陰イオン(mEq/l) Cl-:16.5 / citrate3-:10 / lactate-:1●100mlあたりの栄養成分
エネルギー:25kcal / タンパク質・脂質:0g / 炭水化物:6.2g / ナトリウム:49mg / カリウム:20mg / カルシウム:2mg / マグネシウム:0.6mg
【アクエリアス】
●原材料
果糖ぶどう糖液糖、塩化Na/クエン酸、香料、クエン酸Na、アルギニン、塩化K、硫酸Mg、乳酸Ca、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(スクラロース)、イソロイシン、バリン、ロイシン●電解質濃度
表記無し●100mlあたりの栄養成分
エネルギー:19kcal / タンパク質・脂質:0g / 炭水化物:4.7g / 食塩相当量:100mg / カリウム:8mg / マグネシウム:1.2mg / アルギニン:25mg / イソロイシン:1mg / バリン:1mg / ロイシン:0.5mg
単純な比較だと、ポカリスエットはナトリウムやカリウム、マグネシウムなど人間の体に含まれる金属イオンが多く、
対して、アクエリアスはクエン酸、アルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシンなどの必須アミノ酸が含まれていますね。
スポーツをされている方はご存知かもしれませんが、クエン酸、必須アミノ酸は代謝活動に必要な成分で、筋肉の増強、疲労回復に効果があります。
成分的な面で水分の吸収率はわかりませんが、アクエリアスはなんとなくスポーツなどの疲れを癒やす成分が多く含まれている感じです。
反対に、ポカリスエットはアクエリアスよりも、塩分、金属イオンが多く含まれています。
これらは汗をかくと失われる成分で、この成分を摂取せず水だけ飲んでも体液が薄まり、全身の倦怠感・吐き気を催し最悪は水中毒(希釈性低ナトリウム血症)になってしまいます。
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では、ポカリスエットの体液に近い成分【電解質溶液】ですばやく吸収されるというキャッチコピーは?
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スポーツドリンクで、「アイソトニック飲料」という表記を見たことがあるのではないでしょうか。
アイソトニック飲料とは、簡単にいうと「安静時の体液と同じ濃度の飲料」ということで、安静時の体液と同じ浸透圧で作られている為、安静時ならば水分補給が速やかに行われる機能があること。
逆に、スポーツ時や熱中症、感染症などでの激しい脱水症状が見られるときには、体液の浸透圧が低くなっているので、OS1を代表とする「ハイポトニック飲料」が適しています。
※「浸透圧」や「アイソトニック飲料」と「ハイポトニック飲料」についての詳しい説明は長くなりますので、興味がある方は下記のサイトを。
ハイポトニック飲料とアイソトニック飲料の違い
で、肝心の「ポカリスエット」と「アクエリアス」でこの吸収スピードに違いがあるのか?ですが、浸透圧が同じであれば、理論的に吸収する効率に違いはありません。
で、浸透圧の値を検索したら計算をされた方がおり、理論値がありました。
● OS1: 270(体液より低い為、運動等による激しい発汗で、体液が薄くなっている状況おいて水分が吸収されやすい)
● ポカリスエット: 251~300
● アクエリアス: 296~306
● 体液(生理食塩水): 308
● コーラ: 846 (吸収されにくい。運動時にコーラはダメ。)
これを見る限りでは、ポカリスェットとアクエリアスの水分の吸収率に違いはなさそうです。
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病気のときにはポカリスエットが良さそう
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浸透圧には違いはありませんでしたが、成分を見ると・・・、
ポカリスエットの炭水化物:6.2g と アクエリアスの炭水化物:4.7g
これは糖質を指しています。つまり果糖ぶどう糖液糖の量です。
糖質が多く含まれているほうが、エネルギー源を多く含むことになるわけです。
発熱時には、食欲も少なくなりますので、エネルギー補給の面でポカリスェットの方が良いと思われます。
また、発熱時には汗を多くかきますので、その面でも汗によって失われる金属イオンを多く含むポカリスェットに軍配があがります。
ですので、結論としては、
「病気のときにはポカリスエットの方がアクエリアスよりも良い!」
といえます。
ただ、病気でも無い時には、ポカリスェットとアクエリアスのどちらか?
とえば、糖質が多い分肥満の原因にもなりますから、アクエリアスの方が良いのではないでしょうか。
ちなみにポカリスエット500ml一本に含まれる砂糖の量、スティックシュガー11本分に相当するそうです。(´゚д゚`)
飲ませすぎには注意しましょう。
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